ジムニーフリーク!

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中央発條の藤岡工場爆発事故でスズキ ジムニーの納期への影響は?生産稼働停止車種は?

愛知県豊田市にある中央発條の藤岡工場において爆発事故がありました。この影響でスズキの生産工場にも影響が及び、一部車種で生産稼働停止に追い込まれているようです。

詳細について調査しましたのでまとめます。

中央発條の藤岡工場の事故について

事故の原因は、集塵機のダストフィルターの洗浄工程で粉塵爆発が発生したとのことです。これにより従業員1人が死亡し、2人が負傷してしまいました。工場建屋の屋根なども一部損傷しているようです。

中央発條は藤岡工場以外にも3工場存在し、本社名古屋工場、碧南工場、三好工場を有しています。藤岡工場の爆発事故を受け、他の工場でも点検作業などを行った上、3工場では通常通り生産稼働しています。

中央発條株式会社は何の会社?

中央発條は自動車用サスペンションやスタビライザーのばね(スプリング)部品を製造しているメーカーです。愛知県名古屋市に本社を置き、トヨタ系列会社ではありますがトヨタ以外にも各社自動車メーカーへも部品供給している大手サプライヤーです。

スズキの国内工場での稼働停止

スズキは3月18日、中央発條の藤岡工場での爆発事故を受け、湖西第2工場(静岡県湖西市)の一部と相良工場(静岡県牧之原市)の稼働を21日まで停止すると発表しました。再開時期は状況を見て判断すると報道しています。

湖西第2工場は10日から、相良工場は14日から稼働停止とのことです。

生産停止車種

  • 湖西工場:ワゴンR、アルト、アルトラパン
  • 相良工場:スイフト、ソリオ、クロスビー

スズキは上記の車種において生産稼働停止していると公表しています。湖西工場ではジムニーの生産ラインもありますが、ジムニーの生産には今のところ影響は無いようです。

しかし、今後の状況によっては影響は波及していく可能性もあります。