ジムニーフリーク!

For offroad vehicle lovers

ハスラーのリフトアップ完全ガイド!費用・車検・デメリットからおすすめキットまで徹底解説


(出典:https://ameblo.jp/encounter-japan/entry-12587134269.html

「自分だけの個性的なハスラーにしたい」「キャンプやアウトドアで気兼ねなく走れるようにしたい」そんな風に思っているハスラーオーナーの方におすすめなのがリフトアップです!しかし、費用はどれくらいかかるのか、車検は通るのか、乗り心地はどう変わるのか、情報が少なく悩んでしまいますよね。

この記事では、ハスラーのリフトアップに関するメリット・デメリットや費用の相場、車検の重要ポイント、そしておすすめキットまで詳しく解説します!

1. ハスラーのリフトアップが人気の理由とは?得られるメリットを解説


(出典:https://ameblo.jp/encounter-japan/entry-12587134269.html

スズキ ハスラーは「遊べる軽」として、そのままでも十分魅力的なクロスオーバーSUVです。では、なぜ多くのオーナーがリフトアップカスタムに惹かれるのでしょうか。それは、ノーマルの良さを活かしつつ、さらなる個性と性能を手に入れられるからです。リフトアップによって得られる主なメリットは大きく3つあります。

1-1. 迫力あるワイルドな見た目に変身

ハスラーをリフトアップする最大の魅力は、なんといってもその見た目の劇的な変化です。ノーマル状態の可愛らしい雰囲気から一変し、車高が上がることで軽自動車とは思えないほどの迫力と、ワイルドなSUVらしさが格段にアップします。

ほんの1インチ(約2.5cm)上げるだけでも、タイヤとフェンダーの隙間が広がり、足元が引き締まって見えます。これにより、車全体が大きく、そして力強く見えるようになるんです。街中を走っていても、キャンプ場に停めていても、他のハスラーとは一味違う存在感を放ち、所有する満足感を大いに満たしてくれるでしょう。ゴツゴツしたオフロードタイヤを組み合わせれば、その効果は絶大。まさに「小さな巨人」といった風格を手に入れることができるのです。

1-2. 悪路走破性が向上しアウトドアで大活躍

リフトアップは見た目だけのカスタムではありません。悪路走破性を向上させるという機能的なメリットも非常に大きいんです。車高が上がることで、車の最も低い部分(最低地上高)と地面との間に余裕が生まれます。

これにより、キャンプ場の未舗装路や、雪が積もった道、河原へのアプローチなどで、ボディ下部を擦るリスクが大幅に減少します。今まで「ちょっとこの道は不安だな…」と感じていたような場所へも、自信を持って入っていけるようになるでしょう。さらに、サスペンションのストローク(伸縮する幅)が増えることで、凹凸のある路面でもタイヤが地面を捉えやすくなり、安定した走行が可能になります。まさに「遊べる軽」のポテンシャルを最大限に引き出し、アウトドアの楽しみ方をさらに広げてくれるカスタムなのです。

1-3. タイヤやホイールの選択肢が広がる

リフトアップをすると、タイヤハウス内のスペースに余裕が生まれるため、装着できるタイヤやホイールの選択肢が格段に広がります。ノーマルの車高では収まらなかった、より大きなサイズのタイヤや、ゴツゴツしたブロックパターンのオフロードタイヤ(オールテレーンタイヤやマッドテレーンタイヤ)を履かせることが可能になるのです。

タイヤは車の印象を大きく左右する重要なパーツですよね。リフトアップとオフロードタイヤの組み合わせは、ハスラーのSUVらしさを強調する上で最強のコンビネーションと言えます。また、ホイールもデザインの自由度が増し、より自分好みのスタイリングを追求できます。自分だけの理想のスタイルを作り上げる、そんなカスタムの醍醐味を存分に味わえるのも、リフトアップの大きなメリットです。

2. 知っておくべきハスラーリフトアップのデメリットと注意点

魅力的なメリットがたくさんあるリフトアップですが、もちろん良いことばかりではありません。車高を上げるということは、車の設計思想の根幹に関わる変更を加えることです。後悔しないためにも、起こりうるデメリットや注意点を事前にしっかりと理解しておくことが非常に重要です。

2-1. 乗り心地や操縦安定性の変化

リフトアップを行うと、良くも悪くも乗り心地や操縦安定性に変化が生まれます。まず、車の重心が高くなるため、カーブを曲がる際にはノーマル状態よりも車体が傾きやすくなる(ロールが大きくなる)傾向があります。高速道路でのレーンチェンジや、峠道などでは少し不安を感じるかもしれません。

乗り心地に関しては、使用するパーツによって大きく左右されます。硬めのスプリングを選べば、路面からの突き上げが強くなったと感じることがあります。逆に、柔らかすぎるスプリングだと、フワフワとした落ち着きのない乗り味になることも。特に、安価なパーツだけで安易にリフトアップすると、乗り心地が悪化する可能性があるので注意が必要です。しかし、国内大手のカスタムパーツメーカーのサスペンションキットを選べば、ノーマル以上のしなやかな乗り心地を実現することも可能です。このあたりは、どのような乗り味を目指すのか、ショップとよく相談することが大切ですね。

2-2. 燃費の悪化は避けられない?

リフトアップ後はある程度の燃費悪化は避けられないと考えた方が良いでしょう。リフトアップによる燃費悪化の主な原因は3つあります。

  1. 空気抵抗の増加: 車高が上がることで、車体下面に流れ込む空気の量が増え、空気抵抗が大きくなります。

  2. 車重の増加: リフトアップ用のパーツや、それに伴い装着する大径タイヤ・ホイールは、純正品よりも重い場合がほとんどです。

  3. タイヤの変更: 特に、ブロックが大きく転がり抵抗の大きいオフロードタイヤに交換すると、燃費への影響は顕著になります。

これらの要因が複合的に絡み合い、一般的にはノーマル時と比較して10%~15%程度の燃費悪化が見られることが多いようです。もちろん、リフトアップ量やタイヤの種類、運転の仕方によっても変わってきますが、カスタムによる代償として、ある程度のランニングコスト増は覚悟しておく必要があります。

2-3. ドライブシャフトブーツなど部品への負担増

リフトアップは、サスペンション関連の部品にノーマル時とは異なる角度や負荷をかけることになります。特に注意が必要なのが「ドライブシャフトブーツ」です。

ドライブシャフトは、エンジンの力をタイヤに伝えるための重要な回転軸です。車高を上げることで、このシャフトの角度が急になり、ゴム製のブーツ部分が常に引き伸ばされたような状態になります。これにより、ブーツに亀裂が入りやすくなり、最悪の場合、破れて内部のグリスが漏れ出してしまいます。これを放置すると、ドライブシャフト本体の故障に繋がり、高額な修理費用が発生することにもなりかねません。

その他にも、サスペンションの動きを制御するブッシュ類や、ステアリング関連の部品にも負担が増加します。リフトアップ量によっては、これらの負担を軽減するための補正パーツ(角度補正されたラテラルロッドなど)が別途必要になることも覚えておきましょう。

2-4. アライメント調整の必要性

リフトアップカスタムにおいて、アライメント調整は必須作業です。アライメントとは、車がまっすぐ走る、スムーズに曲がる、タイヤが偏摩耗しないようにするための、タイヤの取り付け角度の調整のことです。

車高を変化させると、このアライメントの数値がメーカーの基準値から大きくずれてしまいます。ずれたまま走行を続けると、

  • ハンドルをまっすぐにしても車が左右どちらかに流れていく
  • タイヤの内側や外側だけが異常に早く減ってしまう(偏摩耗)
  • 燃費が悪化する といった様々な不具合が発生します。リフトアップパーツの取り付けとアライメント調整は、必ずセットで行うものだと認識しておきましょう。専門的な知識と機材が必要なため、信頼できるショップに依頼することが不可欠です。

3. ハスラーのリフトアップ方法と特徴

ハスラーをリフトアップする方法は、主に3つの種類があります。それぞれにメリット・デメリット、そして費用が異なりますので、ご自身の予算や目指すスタイルに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。ここでは、各方法の特徴を分かりやすく解説していきます。

3-1. 手軽なスプリング交換(リフトアップサス)

最もポピュラーで手軽な方法が、純正スプリングをリフトアップ専用のスプリング(リフトアップサス)に交換する方法です。

  • 特徴: 純正のショックアブソーバー(乗り心地を左右する筒状の部品)はそのまま使用し、スプリングのみを交換します。スプリングの長さや硬さ(バネレート)を調整することで車高を上げる仕組みです。多くのメーカーから1インチ(約2.5cm)アップのスプリングが販売されており、選択肢が豊富なのが魅力です。

  • メリット:

    • 後述するサスペンションキットに比べてパーツ代が安価。

    • 作業が比較的簡単なため、工賃も抑えられる傾向にある。

    • 乗り心地を考慮して設計された製品が多い。

  • デメリット:

    • 純正ショックアブソーバーとの組み合わせが前提のため、上げられる車高に限界がある(主に1〜1.5インチ程度)。

    • ショックアブソーバーの性能は純正のままなので、乗り心地の変化はスプリングの特性に大きく依存する。

「まずは気軽にリフトアップを試してみたい」「見た目を少し変えたい」という方に最適な、コストパフォーマンスに優れた方法と言えるでしょう。

3-2. スペーサーを使ったリフトアップ

サスペンションの上部(アッパーマウント)やスプリングの上下に専用のスペーサー(かさ上げブロック)を挟み込んで車高を上げる方法です。

  • 特徴: 純正のサスペンション(スプリングとショックアブソーバー)をそのまま活かすのが最大の特徴です。ブロック状のパーツで物理的にかさ上げします。

  • メリット:

    • パーツ代がスプリング交換よりもさらに安価な場合が多い。

    • 純正の乗り心地をほとんど変化させずに車高を上げることができる。

  • デメリット:

    • サスペンションの有効な可動域(ストローク)が変化しないため、悪路走破性の向上はあまり期待できない。

    • リフトアップ量によっては、ショックアブソーバーの長さが足りなくなり、乗り心地が悪化したり、異音が発生したりする可能性がある。

    • 構造的に無理な負荷がかかりやすい側面もあるため、信頼性の高い製品選びが重要。

とにかくコストを抑えて、見た目だけを重視して車高を上げたいという場合には選択肢となりますが、走行性能も考慮するならスプリング交換以上の方法をおすすめします。

3-3. サスペンションキットでの本格リフトアップ

スプリングとショックアブソーバーがセットになった、リフトアップ専用のサスペンションキットに丸ごと交換する方法です。

  • 特徴: リフトアップした車高に合わせて、スプリングとショックアブソーバーが最適に設計されています。リフトアップ量に応じて必要となるラテラルロッド(車体の横方向の位置ズレを補正するパーツ)などが含まれているキットも多く、トータルバランスに優れています。

  • メリット:

    • スプリングとショックアブソーバーのマッチングが考慮されているため、優れた操縦安定性と乗り心地を実現できる。

    • サスペンションのストローク量も確保されるため、悪路走破性が大きく向上する。

    • 2インチ以上の大幅なリフトアップにも対応可能。

  • デメリット:

    • パーツ代が最も高価になる。

    • 必要なパーツが増えるため、工賃も高くなる傾向がある。

費用はかかりますが、見た目、乗り心地、走行性能の全てにおいて最も満足度の高い結果が期待できる方法です。本格的なオフロード走行を楽しみたい方や、乗り心地に妥協したくないという方には、間違いなくこの方法がおすすめです。

4. ハスラーのリフトアップにかかる費用相場

リフトアップカスタムを考える上で、最も気になるのが費用ですよね。どの方法を選ぶか、どのパーツを選ぶか、そして作業をどこに依頼するかによって金額は大きく変わってきます。ここでは、それぞれの費用の目安について解説します。

4-1. パーツ代の目安

まず、リフトアップに必要なパーツ本体の価格相場です。

  • リフトアップスプリング:

    • 大手メーカー品で3万円~5万円程度が相場です。1インチアップが主流で、最も選択肢が多い価格帯ですね。

  • リフトアップスペーサー:

    • 比較的安価で、1万円~3万円程度で見つけることができます。

  • サスペンションキット:

    • 内容によって価格差が大きいですが、スプリング、ショックアブソーバー、ラテラルロッドなどがセットになったもので10万円~20万円程度が目安となります。

これに加えて、リフトアップ量によってはキャンバーボルト(タイヤの角度を調整するボルト)や、ヘッドライトの光軸を調整するレベライザー補正ステーなどの細かいパーツが必要になる場合があり、別途数千円~1万円程度の費用がかかることもあります。

4-2. ショップに依頼した場合の工賃

次に、カスタムショップや整備工場に取り付けを依頼した場合の工賃の相場です。

  • スプリング交換 or スペーサー取り付け:

    • 作業内容が似ているため、工賃もほぼ同等です。2万円~4万円程度が一般的な相場でしょう。

  • サスペンションキット交換:

    • 交換するパーツ点数が多いため、工賃も高くなります。4万円~7万円程度を見ておくと良いでしょう。

  • アライメント調整:

    • リフトアップ作業とは別に必ず必要になる費用です。1.5万円~3万円程度が相場です。

つまり、トータル費用としては、

  • スプリング交換の場合:パーツ代(3~5万) + 工賃(2~4万) + アライメント(1.5~3万) = 約6.5万円~12万円

  • サスペンションキットの場合:パーツ代(10~20万) + 工賃(4~7万) + アライメント(1.5~3万) = 約15.5万円~30万円 がおおよその目安となります。もちろん、これはあくまで一般的な相場であり、ショップや地域によって変動しますので、事前に必ず見積もりを取るようにしましょう。

4-3. DIYで費用を抑えることは可能か

「工賃を節約するために、自分で作業できないか?」と考える方もいるかもしれません。結論から言うと、DIYでのリフトアップ作業は可能ですが、相応のリスクと専門知識、そして専用工具が必要です。

サスペンションは車の足回りを支える非常に重要な保安部品です。スプリングを縮めるための特殊工具(スプリングコンプレッサー)が必要ですし、作業中にスプリングが外れて重大な事故に繋がる危険性もあります。また、取り付けが不完全だと走行中に部品が脱落する可能性もゼロではありません。

さらに、最終的にアライメント調整は専門のテスターがある工場でしか行えません。結局、アライメント調整だけをショップに依頼することになります。これらのリスクを考えると、安全と確実性を重視するなら、信頼できるプロのショップに任せるのが最も賢明な選択と言えるでしょう。

5. ハスラーのリフトアップは車検に通る?構造変更の必要性

カスタムカーにとって避けては通れないのが「車検」の問題です。特にリフトアップは車の寸法が大きく変わるため、多くの方が不安に感じる点でしょう。しかし、結論から言うと、一般的なパーツを使ったハスラーのリフトアップで構造変更が必要になるケースはほとんどありません。その鍵となるのが「指定部品」という考え方です。

5-1. 構造変更が不要な理由!指定部品というルール

ハスラーのリフトアップで主に使用される「コイルスプリング」や「ショックアブソーバー」(サスペンションキット)は、国の定める「指定部品」に分類されています。

この「指定部品」とは、取り付けに溶接やリベット留めなどを伴わない限り、交換しても「軽微な変更」として扱われ、構造変更検査を申請する必要がないと定められているパーツのことです。

そして、ここが最も重要なポイントですが、この指定部品の交換に関しては、一般的に言われる「車高の変化はプラスマイナス4cm以内」という寸法の規定は適用されません。つまり、指定部品であるリフトアップサスやサスペンションキットの交換だけであれば、たとえ車高が4cm以上上がったとしても、構造変更は不要なのです。これが、ハスラーのリフトアップカスタムが安心して行える大きな理由です。

5-2. では、どのような場合に構造変更が必要になるのか?

「指定部品ならいくら上げても大丈夫」と聞くと、少し不思議に思いますよね。では、逆に構造変更が必要になるのはどのようなケースなのでしょうか。主に以下の2つのパターンが考えられます。

  1. 指定部品以外のパーツを使用したリフトアップ:
    4インチリフトアップキットのように、大幅に車高を上げるキットには、スプリング以外に「サスペンションメンバーダウンブロック」といった、指定部品ではないパーツが含まれていることがあります。このような指定部品以外のパーツで車高を上げた場合、初めて「車高の変更量が4cmを超えているか」が問われることになり、構造変更が必要となります。

  2. 取り付けに溶接や加工を伴う場合:
    たとえ指定部品であっても、その取り付けに車体側の溶接や切断といった加工が必要になった場合は、軽微な変更とは認められず構造変更の対象となります。ただし、ハスラー用の市販キットでこのようなケースはまずありません。

つまり、市販のサスペンションキットをボルトオンで装着する限りは、構造変更の心配はほぼないと言って良いでしょう。

5-3. 構造変更不要でも保安基準の遵守は必須!

構造変更が不要だからといって、何をしても車検に通るわけではありません。これは非常に重要な注意点です。リフトアップした車は、変更後の状態で、道路運送車両法の「保安基準」をすべて満たしている必要があります。

特にリフトアップで問題になりやすいのが「直前直左視界基準」です。これは、運転席から車のすぐ前や左側の死角にいる子供などを視認できるかという安全基準です。車高が上がると死角が増え、この基準を満たせなくなる可能性があります。

構造変更が不要な範囲のリフトアップであっても、この視界基準をクリアできなければ車検には通りません。対策として、

  • フロントカメラやサイドカメラの設置
  • 視界確保のための補助ミラーの設置

などが必要になります。リフトアップする際は、この保安基準をクリアするための対策も必ずセットで考えるようにしましょう。

6. 【インチ別】ハスラーのおすすめリフトアップキット5選

市場には数多くのハスラー用リフトアップパーツが存在し、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、信頼性が高く、ユーザーからの評価も高い定番のおすすめキットを、リフトアップ量別に厳選して5つご紹介します。

1インチアップのおすすめキット

まずは、手軽に始められて構造変更も不要な1インチアップの定番スプリングです。

エスペリア スーパーアップサス

ローダウンスプリングで有名なエスペリアがリリースするリフトアップサスです。長年のサスペンション開発で培ったノウハウが活かされており、純正ショックアブソーバーとのマッチングも良好。耐久性や乗り心地にも定評があり、安心して選べる定番中の定番と言える製品です。初めてのリフトアップに最適ですね。

タナベ DEVIDE UP210

こちらもサスペンションメーカーとして高い知名度を誇るタナベの製品です。乗り心地を損なわない絶妙なセッティングが人気で、冷間成型という製造方法により、へたりに対する強さも特徴です。見た目と乗り心地をバランス良く両立させたい方におすすめのスプリングです。

6-2. 1.5インチから2インチアップのおすすめキット

もう少し車高を上げて、より本格的なスタイルと走破性を求めるならこちらがおすすめです。

MASH 1.5インチリフトアップキット ハスラー

安心の日本製のMASHブランドが展開するキットです。純正のサスペンションに専用のアップスペーサーとハイトアジャスターを装着する事で、純正の快適な乗り心地はそのままに迫力あるスタイル実現できるリフトアップキットです。

WANGAN357 リフトアップキット 1.5インチUP

こちらも純正のショックアブソーバーやスプリングを交換することなく、その優れた性能を活かしたままリフトアップできます。サスペンションそのものを硬くするわけではないので、ゴツゴツとした突き上げ感はありません。純正の乗り心地をキープしたまま、車高を約35mmアップすることができます。

6-3. さらに車高を上げるなら

周囲の度肝を抜くような、大迫力のリフトアップを目指すなら、このような選択肢もあります。

s2racing 4インチリフトアップキット

キャリィやエブリィのリフトアップキットで有名なs2racingが販売するハスラー用4インチリフトアップキットです。4インチは約10㎝ものリフトアップ量となり、そのスタイルは圧巻です。大型のMTタイヤなどを組み合わせるとワイルドな車格に一変させることがきでます。

7. まとめ

今回は、スズキ ハスラーのリフトアップについて、そのメリット・デメリットから費用、車検の注意点、そしておすすめのパーツまで、網羅的に解説してきました。

【ハスラーリフトアップの重要ポイント】

  • メリット: ワイルドな見た目、悪路走破性の向上、タイヤ選択の自由度アップなど、ハスラーの魅力をさらに引き出すことができる。
  • デメリット: 乗り心地の変化、燃費の悪化、部品への負担増など、事前に理解しておくべき注意点もある。
  • 費用: 方法によって大きく異なり、手軽なスプリング交換なら総額10万円前後から、本格的なサスキットなら20万円以上が目安。
  • 車検: スプリング等の指定部品の交換なら、4cmを超えても構造変更は不要。ただし、メンバーダウン等の指定部品以外を使う場合は必要になることも。また、構造変更が不要でも、視界基準などの保安基準は必ず満たす必要がある。
  • 方法: 「スプリング交換」「スペーサー」「サスペンションキット」の3種類が主流。目的と予算に合わせて選ぶことが重要。

リフトアップは、ハスラーという車の楽しみ方を何倍にも広げてくれる、非常に魅力的なカスタムです。しかし、その一方で、車の基本的な性能に影響を与えるものでもあります。この記事で解説した内容を参考に、メリットとデメリットをしっかりと天秤にかけ、ご自身のカーライフに合ったリフトアップ計画を立ててください!