変遷【3BA-JB74W】
1型
2018年7月5日より販売開始。
ジムニーのラダーフレーム構造は、3代目から引き継がれ、さらに進化を遂げました。
新たに追加されたメンバーフレームや前後のクロスメンバーが、車体の強度と剛性を向上させています。
また、ボディーマウントゴムが大型化されています。
安全性や走行性を高めるため、ヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロールといった先進的な機能が標準装備されました。
これにより、急な坂道でも安定した走行が可能となります。
また、ステアリングダンパーの追加により、操縦性がさらに向上。
新たに搭載されたエンジンは、スズキの海外専売車種である2代目エルティガに先行搭載された1.5L直列4気筒DOHC16バルブのK15B型エンジンで、出力とトルクが向上しました。
さらに、4WDシステムには機械式の副変速機が復活し、オフロード性能が一層強化されました。
1型→2型の変更点
2021年10月20日~
オートライトシステムとライト自動消灯システムは「スズキ セーフティ サポート」から独立し、全車に標準装備されました。
また、4AT車には2WD走行時の停車時に作動するアイドリングストップシステムが搭載され、燃料消費効率が向上しました。
ジムニーで追加されたスペアタイヤロアカバーは、ジムニーシエラには追加無し。
2型→3型の変更点
2022年7月20日~
停車時アイドリングストップシステムは5MT車にも拡大され、標準装備となりました。
この変更に伴い、一部のインパネスイッチのレイアウトなどが調整されました。
5MT車では、シフトレバーをN(ニュートラル)に入れ、クラッチペダルから足を離すことでエンジンが自動的に停止し、燃料消費効率が向上しました。
さらに、「XG」と「XL」グレードには、従来はメーカーオプションであった「スズキ セーフティ サポート」の全装備が標準装備されるようになりました。
3型→4型の変更点
2024年4月11日~
法規対応により、リアバンパー内のコンビネーションランプの下にパーキングセンサーが新たに追加されました。
さらに、今回の仕様変更と原材料費の高騰を受けて、車両本体価格や一部メーカーオプションの価格が改定されました。
車両本体価格は、グレードやトランスミッションの種類に関わらず一律99,000円(消費税10%込み)値上げされ、メーカーオプションの価格も変更されました。
具体的には、「XC」グレードに設定されているピュアホワイトパールとブラック2トーンルーフがそれぞれ5,500円、同じく「XC」に設定されているブラックトップ2トーンルーフが11,000円(いずれも消費税10%込み)値上げされました。
JB74型ジムニーシエラの基本スペック
主要諸元
項目 | 詳細情報 |
---|---|
車両重量 | 1,130kg(5MT車)~1,140kg(4AT車) |
全長 | 3,565mm |
全幅 | 1,645mm |
全高 | 1,725mm~1,730mm |
アプローチアングル | 37° |
デパーチャーアングル | 49° |
最低地上高 | 210mm |
エンジン型式 | K15B(1.5L 4気筒 DOHC 16バルブ) |
最大出力 | 102馬力(75kW)@6,000rpm |
最大トルク | 130Nm@4,000rpm |
駆動方式 | 4WD(フルタイム4WD) |
トランスミッション | 5MT、4AT |
燃費(JC08モード) | 約14.0~15.0 km/L |
ジムニーシエラはジムニーよりも全長、全幅が大きくなっており、車両重量も若干重くなっています。
ジムニーシエラはそのサイズの違いにより、特にオフロード走行において安定性の向上が期待できます。
カラーバリエーション
スペリアホワイト
ピュアホワイトパール
シフォンアイボリー
スズキブルー
キングビーンブラック
ブレイブカーボンブラック
ミディアムグレー
オレンジアラート
グリーングリーン
イエロー
ブラックトップ2トーン
ホワイトトップ2トーン
燃費とエコ性能
トランスミッション | WLTC燃費(市街地) | WLTC燃費(郊外) | WLTC燃費(高速道路) | WLTC総合燃費 |
---|---|---|---|---|
5MT | 約10.5 km/L | 約16.5 km/L | 約14.0 km/L | 約13.0 km/L |
4AT | 約10.0 km/L | 約16.0 km/L | 約13.5 km/L | 約12.5 km/L |